知って得するトレンドマイクロ
マイクロトレンドについて研究してみると、様々なことが判明できます。みなさんも是非マイクロトレンドの世界をご堪能ください。
パソコンを買ったものの、最初は面白がって毎日使ったけど、いまはゲーム以外で使ったことはない。
いま、あなたの愛機、眠っていませんか。
この章では、ワープロソフトを使って本を書いてみませんか、という私からの提案です。
自分の本を出版するのは簡単。
新聞や雑誌の広告欄で「自費出版」を扱う出版社に連絡し、お金を用意して(100万円ぐらい)、原稿を持ち込めば立派な装丁の本を作ってくれる。
これでは、金さえあれば誰でも本が書けるから、いかにも能がなくて面白くない。
満足感とは、さんざん苦労して一つの結果を出した時に得られるもの。
たとえ失敗しても満足感はともなう、というのが私の結論だ。
能書きはこのくらいにして、売れる本の研究から始める。
机に一枚の古いメモがある。
この小さな紙切れのおかげで、出版界とはベストセラー作り十ヵ条まったく縁のなかった私か単行本を書くことができたのである。
その内容はズバリ、「ベストセラーの秘訣」。
「Kブックス」の生みの親、K・Yさんの雑誌インタビュー記事から要約したメモである。
残念ながら、出典先は不明。
二十五年前、素人が単行本を上梓するなど夢物語だった時代に、どういう動機でこの記事に関心を持ったのか説明かつかないのだが、無意識のうちにメモをとっていた自分自身に、私は大きな拍手をおくる。
このメモが後に、私の作家活動への道へ開いてくれたのだから、世の中なにが起こるかわからないものである。
読者の中にも、「いつか作家活動を」と志を持った人がいると思う。
そんなあなたに、なんらかの手助けとご利益があるよう、メモを公開する。
メモ用紙のいちばん上に、やや大きめの文字で「売れそうなテーマを見つけ、売れそうな著者をさがし、売れそうな文章の書き方をすればベストセラーは意識的につくれる」と朱書きしてある。
ふむ、ふむ、ハナからいいことが書いてある。
続いて「ベストセラー作り十ヵ条」のタイトルが目に飛び込んでくる。
そして以下の本文へと続く。
読者層の核心……年齢層を二十歳前後におき、年齢差は上下五歳とする。
本のテーマ……訳者の気持ち・心理を強く刺激するものを狙う。
若い世代の純朴な感性に訴えるもの、または素朴な正義感に応えるものを。
タイミング……一般人の心理は一種の流行を追うので、イマ性が大切だ。
表現のメリハリがきいてハッキリしていること……問題性の少ない作品は演出がしにくい。
ピッタリくるキャッチフレーズが見つけにくいからである。
作品が新鮮であること……もちろん、文体・造本にいたるまで「この世で初めて見た」という、新鮮さ・驚き・感激を読者に与えるもの。
文章が読者の言葉であること……二十歳を中心とする読者たちが日常使っている言葉で。
芸術よりモラルが大切……読者は鑑賞するために本を読むのではなく、生活の信条を見つけようとして読む。
「生きる」ということを根底に持ったものであることが必要。
正義感……訳者は正義を好むことを忘れるな。
威張るな……著者は文章の中で、偉そうな態度をとるな。
文章はわかりやすく……まわりくどく、むずかしい言葉を使うな。
たった10項目に、出版のノウハウが濃縮されて入っている。
丸暗記できるまで何度も繰り返して読んで欲しい。
意味がわからなくてもいいから、何度も読んで潜在意識に植えつけることが肝心だ。
そうすれば、いつの日か必ずあなたの夢は実現する。
このノウハウは出版界だけではなく、新商品の開発者、司会業、学校教師、セールスマン、医者、商店主、飲食店から各種サービス業にたずさわる人まで、あらゆる業種に応用できるだろう。
要は「人々が欲しがっているモノ、足らないモノは何かを探しあて、それをタイミングよく提供してやればよい」のである。
大衆に支持される人は、常に「どうしたら人に喜んでもらえるか」を考えている人である。
これでベストセラー作家も夢じゃない。
もう一つ、自分の本をベストセラーにするため、奇抜なアイデアを考えて成功させたアメリカの小説家の話をしよう。
新鋭コラムニストのM・Gは、仲間とポルノ小説を書いた。
話題づくりに次の三点に留意した。
男性作家が多いポルノ界で、作者を女性名にして注意をひく。
タイトルを「行きずりの人と裸で現れた…」として、好奇心を刺激する。
出版直後、四人の合作をマスコミに発表して話題を呼ぶ。
この戦略がまんまと的中し、発売わずか一時間で九〇〇〇部を売り、一躍ベストセラー作家になった。
二十五年前の実話である。
もし、あなたが自著を出すとしたら、最初から「自費出版でいいや」という気持ちではいけない。
目標はあくまでも書店に並ぶ「商業出版」におくこと。
自費出版のどこが悪いのか? 理由は簡単。
人は「ただのモノをありか売れスジと消費者たがらない」からである。
売れる本は、決まって「金のニオイ」がする。
お金といっても単純な意味ではない。
読者に「感謝させる」雰囲気を持っていなければならない。
プロの作家というものは、少なくとも「買って得した」という満足感を読者に与えるように書かなければいけないということである。
書籍に限らず、一般の売れスジ商品は決まって、消費者に大きな満足感を味合わせ、感謝の気持ちを抱かせるようなムードを持っている。
個々の商品は、「私を買って」というサインを消費者に送っているが、個性のない売れない商品は存在感が薄い。
逆に、ベストセラー商品は「私を買いなさい、絶対に後悔させませんよ」と強いオーラを放っているから、当然人目につき、思わず手が伸びてしまうのである。
書籍なら、タイトルや表紙デザインに内容がにじみ出るくらい、人々に強いインパクトを与えるようでなければならない。
少なくとも、私はそういう信念で執筆している。
プロの作家とアマチュアの差は、ここにある。
自費出版の「読んでください」では、読者に逃げられてしまう。
読めば得する 私は、年間数冊の単行本を上梓するので、献本する金額はバカにならない。
書籍代プラス送料は、もちろん私もち。
献本しても、電話や手紙で連絡がくるのは二割にも満たない。
自慢したくて献本するワケでもないから、最近は配布量を控えている。
献本した人たちが私の本に興味がないかというと、そうでもなさそうだ。
書店や広告で私の新刊を知ると、献本リストからはずれた友人から「物乞い」の連絡が入る。
つまり、“無料の本はありがた味がない”のである。
長くなったので、まとめる。
要は「読んでください」ではなく、「読めば得する」という信念が欲しい。
読者を感動させ、喜んでもらうには、個性とインパクトが欲しい。
それが本の商品価値だ。
あなたは、これなら他人に負けない、世間が何と言おうと私はこう思う、と勝負できる得意分野を持っているか。
十分に自分を磨いてからでも遅くはない。
日本語ワープロがポピュラーになったおかげで、文章を書く人が増えている。
ワープロは実に便利な筆記具だ。
悪筆に悩む人の手紙を書く劣等感を払拭し、会社では報告書や企画書を効率よく書けたりと、文章を書く楽しさの増大や能率化に大きく貢献した。
それにも増して、ワープロがこんなにも大勢の人に使われるようになった原因は、文章の加筆・修正が自由にできることにつきる。
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